未来館は「未来を感じ、問いを持ち、考える場」。
ロボットと話してみたり、宇宙の謎に触れたり、地球の変化をデータで感じたり、年をとることを“体で”体験したり…。
科学に詳しくなくても、「なんだろう?」「どうしてだろう?」という好奇心を引き出してくれる展示があちこちに。
ここで感じたことが、あなた自身の未来を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
「ただ見る」だけではなく、「体験する」「問いを持つ」「考えてみる」ことを重視してデザインされているので、気軽な気持ちで行っても大丈夫。さあ、未来への扉を一緒に開きに行きましょう。
この日は常設展が無料開放日となるため、この機会に常設展を見に行きます。
見たあとは付近のカフェで感想を語りましょう✨
当日の流れ
13:55 日本科学未来館前 集合
14:00 ~ 16:00頃 鑑賞
16:00 ~ 17:00頃 付近のカフェで感想会ののち、解散
参加費:500〜800
■ 下記了承の上ご参加ください、よろしくお願いします
飲食代は各自でお願いします。
開始の6時間前の時点で最少催行人数を下回っている場合は中止となります。その場合は全額返金されます。場合によってはもっと早く判断することがあります。
もし当日行ってみて、何らかの理由により入れない事があった場合、カフェ会等、別のイベントも検討して開催されます。
営業、勧誘、ナンパ、迷惑行為がある場合はつなげーとに報告の上、今後のイベント参加は不可です。
各ブース・展示の詳細と楽しみ方
(注:展示の内容や形態は入れ替わることがありますので、当日案内板も確認してくださいね)
1. ハロー!ロボット(Hello! Robots)
(3階「未来をつくる」ゾーン)
内容
最新のロボット研究を紹介する展示で、触れたり話しかけたりできるインタラクティブなロボットがいます。ロボットの姿は、産業用ロボットから、人と会話するロボット、介護用ロボットまで多彩。来館者が声をかけたり反応を確かめたりできる体験型展示です。
楽しみ方のヒント
ロボットがどう返事をするか、思い切って話しかけてみてください。問いかけ方を変えると、返し方が変わるかもしれません。
展示パネルでは、「この動きはなぜこうなるのか」「センサーはどう働いているのか」といった仕組みも紹介されているので、興味の湧いたロボットの説明をじっくり読むと面白いです。
子ども連れなら、ロボットと一緒に “遊ぶような”体験を通じて、未来のロボットとの暮らしをちょっと感じられます。
2. ナナイロクエスト ― ロボットと生きる未来のものがたり(Nanairo Quest)
(3階「未来をつくる」ゾーン)
内容
「ナナイロシティ」という未来の街を舞台に、ロボットと人が共存する社会で起こる “トラブル” をタブレットや対話を通して解決しながら探索するストーリー型展示。まちの中の住人、ロボット、街の仕組みを手がかりにストーリーが進みます。来場者は街の探偵役のようになって、問いを立て探索体験をします。
楽しみ方のヒント
タブレット操作やヒントをうまく使って、 “なぜ起こったか” に気づくことがカギ。間違ってもヒントは出るので安心。
他の来館者と「こういう見方もあるよ」と意見交換してみると、予想外の視点が出てきて面白いです。
ストーリーが進むにつれて、ロボットが社会で果たす役割や課題も見えてくるので、「ただ未来を描くだけでなく、どう設計すべきか」を考えてみてください。
3. 老いパーク(Park of Aging)
(3階「未来をつくる」ゾーン)
内容
目・耳・運動器・脳という4つの要素で「老い」がどう進むかを疑似体験できる展示。たとえば、視界がぼやけるメガネをかけて見る体験、聴覚が弱まる状態で音を聞く体験、足に重りをつけて動く体験、反応速度が落ちた状態でゲームをする体験などがあります。加えて、老化メカニズムの説明、老化対策技術(ロボット、支援機器など)の研究動向も紹介。
楽しみ方のヒント
体験展示では無理せず、自分のペースでやってみてください。体感することで「老いってこういう感じか…」という実感がわきます。
展示の解説を読むと、なぜ老化が起きるか、科学的な背景も少し分かるようになっています。
誰もがいつか関わるテーマなので、今の自分の生活との関連性を考えたり、「未来の支援技術ってこうなるかも」と思いをめぐらせると深みが出ます.
4. プラネタリー・クライシス(Planetary Crisis: To Continue Living on This Earth)
(5階「世界をさぐる」ゾーン)
内容
気候変動や環境問題をテーマに、現実のデータと現地体験を交えて地球の危機を「自分事として体感」する展示。たとえば、南太平洋の島国・フィジーにおける気候変動の影響を映像と音響・振動で体感できるコーナー、CO₂排出量の国別比較、未来のシナリオ提示など。
楽しみ方のヒント
映像・音響体感型展示は「感じる」ことがメイン。まず五感で受けとめてから、展示説明を読むと理解が深まります。
CO₂排出量のデータ表示コーナーでは、「日本はどうか? 自分の暮らしでどう関係しているか」を考えながら見ると面白いです。
展示の最後には「私たちができること」が提案されているので、小さな行動プランを考えてみてください。
5. ジオ・スコープ(Geo‑Scope)
(地球/地球科学の観点)
内容
地球の変化を示す科学データを自由に閲覧できる常設展示。「変わり続ける地球」というリニューアルテーマのもと、8つの最新データが追加され、展示端末・操作画面も新しくなりました。来館者は地球の気候・大気・海洋・地震・火山などの最新データを見たり比べたりできる環境展示です。
楽しみ方のヒント
興味あるテーマ(気温、海面上昇、地震履歴など)を選んで、過去〜現在の変化をたどってみましょう。
比較表示機能を使って「どこの地域がどう変わっているか」「変化の速さは?」を視覚的にチェック。
展示データと自分の住んでいる地域を結び付けて想像すると、地球とのつながりが実感できるでしょう。
6. Quantum Computer Disco(量子コンピュータ・ディスコ)
(2025年4月公開の新展示)
内容
量子コンピュータという、現代から未来をつくる可能性のある最先端技術を、「DJのような操作体験」で学べる展示。来訪者は “音楽をミックスするように量子ゲートを配置する” 操作を通じて、量子アルゴリズムの仕組み(重ね合わせ、絡み合い、測定など)を体験できます。また、量子コンピュータの歴史、実物の量子ビット集積回路チップ(144量子ビット)も展示。
楽しみ方のヒント
最初は操作がわからないかもしれませんが、体験すること自体が理解を助けます。とにかく触ってみてください。
音楽と量子の融合というアプローチがユニークなので、音の選び方や操作方法を工夫して、自分なりの「量子リズム」を作ってみるのも楽しいです。
展示映像コーナー・解説パネルで「なぜ量子コンピュータが注目されているか」「どんな課題があるか」も学べるので、体験だけでなく理論の背景もぜひ見てみて。
7. The Universe: Unread Messages(未読の宇宙)
(2025年4月公開の新展示)
内容
宇宙を観測・実験で“読み解く”最前線を体験型展示で紹介。4つの研究アプローチ(多波長観測、ニュートリノ観測、重力波観測、加速器実験)をインタラクティブ装置で触れながら学べます。また、全天周スクリーンに観測データを映し出し、クラウドチェンバーで宇宙線の飛跡を可視化、さらには生成AIと宇宙の問いを対話できるコーナーも。
楽しみ方のヒント
まず “プロローグ・雰囲気空間” で宇宙と自分をゆるやかにつなげてから、体験装置へ進む順番で。
各インタラクション装置(観測装置モデル)は実物を簡略化したものなので、「こんな仕組みで観測しているのか」を想像しながら操作してみてください。
AI対話コーナーでは、宇宙の問い(例えば「生命はどこから来たか?」など)を投げかけてみると、意外な返答や発想が返ってくるかもしれません。