◆現在4名
『のらくろ』という漫画をご存知でしょうか?
1931年から1941年の10年に渡って連載された、戦前では稀有な長期連載の漫画です。
内容は、身寄りのない野良犬「のらくろ」が軍隊に入り、ユーモア溢れる失敗をしながらも立身出世していくという、子供向けの話です。
作者の田河水泡は本来は画家志望でした。
生活費のために漫画を書き始めましたが、意外なほどの大当たり。
「のらくろ」を応援する子供たちの反響を知ったことで、田河は漫画の意義に目覚めていきます。
しかし、軍隊漫画である割には意外にも、「のらくろ」は内務省からクレームが入り打ち切りとなりました。
作品は時代を映す鏡でもあり、作者の人生を映す鏡でもあります。
戦前の価値観を反映した『のらくろ』と、戦後の価値観で作られた続編。
キャラクターとしての「のらくろ」と田河の出生。
今回は、森下文化センターの一部に設けられた「田河水泡・のらくろ館」、
「のらくろーど」と名付けられた森下の商店街をめぐり、
変わっていく時代と、変わらない作品への愛着を感じていただければと思います。
(カフェでは田河水泡の生涯を振り返り、漫画『のらくろ』を実際に見てみましょう。)
【当日の流れ】
①森下駅前で集合(大江戸線または新宿線)
②喫茶店で軽く予習(1時間ほど)
③のらくろ商店街を探索、のらくろ館を見学
④解散(もちろん続けての観光や意見交換もOK)
⑤昼食しつつ感想など(希望者のみ)
歴史に興味がある方、散歩をしたい方、コロナで暇してる方など。
どうぞご気軽にご参加ください。