お笑いコンビ「令和ロマン」のくるま（31）が、都内で行われたABEMAのオリジナルバラエティ番組『世界の果てに、くるま置いてきた』の取材会に出席した。新シリーズは約2週間にわたる南アジア縦断旅を描く。

同番組は、著名人を世界の果てに置き去りにし、そこから垣間見える現地のリアルや触れ合いを通して「人はなぜ旅をするのか？」「"人生"という旅の目的は？」という考えに迫るドキュメンタリーバラエティである。くるまはバングラデシュ南端の離島からスタートし、インド、ブータンを陸路で目指す過酷な行程に挑んだ。

本人は「日差し＆虫NG、長時間移動NG、お腹をこわしやすい」と自身を“旅に不向きな体質”と分析したが、出演の決め手は明快だったと語る。「海外、旅行、ロケ、ABEMA。やったことないことの詰め合わせで、こんなに一気にできるなんてラッキーだと思って。3枚抜き、4枚抜きみたいな感じでした」と述べた。

渡航にあたっては登山用の靴やGORE-TEX素材のウェアなどを新調し、総額約20万円の装備で臨んだという。しかし「ご覧の通り、今はこの薄っぺらいサンダルしかないんですけど、ちゃんと防水のトレッキングシューズがあったんです。それがちょっとどこかで失われてしまっています」と紛失のアクシデントも明かした。

約2週間、南アジア3カ国を縦断した経験を経て、くるまは旅について「新しい自分を発見」するのではなく、旅に出ると「普段の素行が浮き出てくる」との持論を披露した。本編では紛失の経緯や現地での触れ合いを通して浮かび上がる人間像が描かれる見込みである。