お笑いコンビ・令和ロマンが公式YouTubeでM-1グランプリ2025を振り返る動画を公開した。昨年覇者として客席から観戦していた高比良くるま、松井ケムリの両名は、大会全体のレベルの高さを認めつつ、ヨネダ2000の得点発表場面を「史上最高の笑い」と評した。得点発表時の変顔やギャグの間の取り方、観客の反応など平場の見せ場を具体的に挙げて絶賛している。

好きなものを全力で楽しむ人の目線で言えば、こうした「平場の小さな勝負どころ」を見逃さないのが観戦上手のコツだ。勝敗だけでなく、得点発表やMCの合間に生まれる瞬間芸、演者の肝の据わり方を繰り返し観ると、笑いの構造やツボがどんどん解像度を増していく。令和ロマンのような先輩のコメントを起点に、動画を切り取って「ここが天才」と語り合うだけで推しの見方が一段と深まる。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。

具体的には、好きなネタをクリップで集めて友達と共有する、週末に配信回をみんなで観るオフ会を企画する、ライブハウスや小劇場で平場の空気を直に味わう、というステップがある。初めてでも入りやすい場や一人参加歓迎のイベントを選べば、気兼ねなく「外に出す」一歩が踏み出せるはずだ。推しが成長する瞬間をその場で見届け、同じテンションの人と次の予定を入れておけば、推し活は画面の外でどんどん続いていく。自分で小さな観戦企画を立ててみると、好きが企画になり、新しい仲間が増えていく楽しさも味わえるだろう。