NHKの特集ドラマ「火星の女王」のスピンオフ企画として、劇中ラジオ番組『ミドリ・デイルのアルトコロニーラジオ』がNHKラジオ第1で12月に順次放送されることが発表された。出演キャストには鈴木亮平、松岡茉優、伊藤万理華、上川周作が名を連ねる。

鈴木亮平はミドリ-E0106、松岡茉優はデイル-E0302、伊藤万理華は地球生まれ地球育ちのアイドル・レイラ、上川周作はマイク-E1209をそれぞれ演じる。デイルは火星で人気のパブ・TOKIOの名物経営者でラジオDJも務める設定であり、ミドリは火星の街頭CMでも引っ張りだこの人気俳優という役どころである。

「火星の女王」は小川哲のSF小説を原作に、2125年の人類が火星に移り住んでから40年が経過した社会を描く作品で、NHKの放送100周年を機に展開する「宇宙・未来プロジェクト」の一環として制作された。本企画は劇中に登場するミドリとデイルが出演する劇中ラジオを現実のラジオ番組として放送し、本編の展開と奇妙に連動していくリアルタイムのスピンオフとなる。

番組ではミドリとデイルの軽妙かつユーモラスなトークでリスナーを2125年の火星へ誘う構成となり、伊藤演じるレイラが毎話、地球からの中継コーナー「プレゼントフロムアース」のレポーターを務める。最終話には上川演じるマイク-E1209もゲスト出演する予定で、放送は12月14日より毎週日曜日に3週連続で新作3本がオンエアされる。これに先駆けて12月7日には2023年3月に初放送されたパイロット版が再放送されることも決まった。