プロボクシングのWBO世界女子スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が米カリフォルニア州ロングビーチのサンダー・スタジオで行われ、王者の晝田瑞希（29）＝三迫＝は114.6ポンド（約52.0キロ）で計量をクリアした。挑戦者のグロリア・ガジャルド（31）＝メキシコ＝はリミットの115ポンド（約52.1キロ）でパスし、両者はフェースオフした。

晝田は米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手（27）のユニホーム風青色Tシャツを着て登場し、計量後にポーズを決めた。ガジャルドはメキシコ国旗を羽織って臨み、両者は笑顔で言葉を交わした。

三迫ジムを通じて晝田は「必ず勝って日本に帰ります。ノックアウトで勝ちます！ No pasa nada（スペイン語で問題ないよ）！」とコメントしている。今回が6度目の防衛（V6）を目指す一戦で、米国で初めてメインイベントとして闘う。

晝田は1月、5月、8月とカリフォルニア州での防衛に判定勝ちしており、5月には米国専門誌「ザ・リング」の認定チャンピオンベルトを日本女子で初めて獲得した。10月7日に渡米し、マニー・ロブレス・トレーナー（米国）のチームで同8日からトレーニングを積んできた。

対戦相手のガジャルドは昨年12月にIBF世界同級王者に挑み0−3の判定で敗れており、主要4団体での王座獲得は今回が初めてとなる。試合は動画配信サービス「UFC Fight Pass」で午前10時から生配信される。晝田のプロ戦績は9戦9勝（2KO）、ガジャルドは23戦16勝（7KO）3敗3分け1無効試合である。