日テレ系音楽特番『ベストアーティスト2025』のシャッフルメドレーで、STARTO ENTERTAINMENT所属のグループtimeleszがV6の「Can do! Can go!」を披露した。放送後、一部ファンから「社歌を歌うな」といった反発が発生し、SNS上で議論が起きている。シャッフルメドレーは複数グループが先輩曲を歌う恒例企画であるという事実も報じられている。

カバーやリスペクト表現に感情が動くのは、推しや思い出が深く結びついている証拠だ。まず大事なのは「嫌だ」と感じた自分の気持ちを否定しないこと。怒りや寂しさはその曲が人生の中で重要な役割を果たしてきたサインでもあるからだ。一方で、新しい世代の表現をきっかけにオリジナルを再発見できる面もある。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。仲間と集まって放送を見返したり、カラオケで同じ曲を歌い比べたり、ついでにV6時代の映像を持ち寄るだけで、感情が整理されて新しい楽しみ方が生まれることが多い。

怒りの矛先をそのまま拡散するのではなく、イベントやオフ会で思い出を語り合う場に変換すると、推し活は現実に根づいていく。初心者歓迎の集まりや一人参加OKの観賞会を開けば、新しく共感してくれる人も見つかるし、次のライブや追憶企画につながる。自分で小さな tribute イベントを企画して、V6の名曲を中心にプレイリストやパフォーマンスを作るのもいい。結局、好きなものは外に出して語ったときに深まる。怒りをバネに、同じ温度感の仲間と会って楽しむ体験を作っていくと、推し活はもっと続きやすくなるだろう。