AKB48グループのOGメンバー4人が出演する舞台「新撰組日記『壬生（みぶ）のほたる』」が20日、東京・日本橋室町の三越劇場で初日公演を迎えた。出演メンバーは元AKB48の岩佐美咲（30）と宮里莉羅（23）、元NMB48の内木志（28）と梅山恋和（22）で、卒業後の初共演となる。

本作は幕末を舞台に女性たちの視点から新撰組を描く物語で、世代や出身グループの違いを越えた48グループの絆を打ち出す構成で上演されている。ヒロインの長州藩の武家の娘・きくを演じる岩佐美咲は意気込みを見せ、舞台にかける覚悟を示した。

遊女の小玉役で時代劇に初挑戦した内木志は、メークや着付け、所作など現代とは違う表現に手応えを語った。公演には松村雄基（62）、南翔太（43）、遠山景織子（50）らも出演し、本格的な時代劇舞台として23日まで上演される。観客には女性視点の新撰組像やOGたちの新たな演技面が提示される舞台となっている。