11月8日放送のフジテレビ系「相葉◎×部」に相葉雅紀（42）が出演し、元AKB48の前田敦子（34）と板野友美（34）、柏木由紀（34）が登場する「一筆啓上部」の回が放送された。番組では13文字の短い手紙から差出人との思い出の場所を探す企画が行われ、板野から前田への手紙「青かったあの涙 気づきの感謝」が紹介された。

AKB48は05年12月に東京・秋葉原で「会いに行けるアイドル」のコンセプトで誕生し、シングルの歌唱メンバーやセンターを投票で決める選抜総選挙や、じゃんけんで決めるじゃんけん大会など、奇抜で大がかりな企画が大きな話題となり、国民的人気を博した。

番組内では前田や板野、柏木が当時の苦労を語る場面があり、相葉はメンバー間のライバル意識に関心を示した。柏木は「総選挙とか、選抜に入れるか、入れないかとかがあるので、たまに、たまーにちょっと…」と明かし、関係を壊しかねないグループ内の争いの存在を示唆した。

相葉は「俺らからしたら、グループの中で露骨に数字で勝負するって、大変な世界にいらっしゃるなと思っていた。大変だったでしょう？」と驚きを口にし、柏木も「選挙の時期はちょっとだけピリっと（した）」と振り返った。番組はAKB48のヒットの背景にあった独自の仕組みと、メンバーが直面した競争と緊張感を改めて浮かび上がらせる内容であった。