東都大学野球の最終週、青学大は亜大を3―0で下し、6季連続18度目の優勝を決めた。試合は2025年10月24日、神宮で行われた。

勝利の立役者は中日からドラフト1位で指名された右腕・中西聖輝で、127球を投げ12奪三振、8安打完封の力投でチームを導き、最高殊勲選手（MVP）に選ばれた。

6連覇はリーグ史上3度目の快挙で、青学大にとっては初の6連覇達成となる。これによりチームは明治神宮大会（11月14日開幕）への出場権を獲得した。

中西は直近で右肘の炎症から回復し、27日ぶりの登板を経て再び先発。21日の1回戦は延長10回の末の敗戦を経験したが、中2日で再びマウンドに上がり完投を果たした。

試合後には「うれしかった。みんながバーッと来てくれるのを特別な思いで待っていた」と喜びを表し、安藤寧則監督もチームを称えた。

視察に訪れた井上監督の前での好投は即戦力としての評価をさらに高め、チームは連覇の期待を胸に神宮大会へ臨むことになる。