2025年8月13日〜16日、アメリカ・モントレーで開催されたRMサザビーズのオークションに、ランザンテが手がけたポルシェ「911 TAGターボ」が出品され、約2.8億円で落札された。

このモデルはTAGポルシェ製の1.5L V6エンジンを再設計して搭載したレストモッドであり、かつてアラン・プロストがドライブしたF1マシンに由来するエンジンをルーツに持つ点が特徴である。

記事はランザンテの経歴にも触れており、同社が1995年のル・マン24時間レースでマクラーレンの「F1 GTR」を総合優勝に導いた実績や、現在「マクラーレン・ピータースフィールド」を経営している点を紹介している。

また、本件がわずか11基の貴重なエンジンを用いる点と、究極のレストモッドとして開発されたことを強調している。

併せてランザンテは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで「95-59」と呼ばれるオリジナルのスーパーカーを初公開しており、同モデルは59台のみの限定生産であると伝えている。

今回の出品車は同社のモータースポーツでの蓄積と技術を反映した一台として注目を集め、オークションでの落札はレストモッドや歴史的エンジンの価値を改めて示す結果となった。

落札と出品の詳細はRMサザビーズのカタログや現地レポートを情報源としている。