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【歴史好き・初心者歓迎】くずし字・古文書勉強会

第4回くずし字勉強会ですが、諸事情により次回へ持ち越しとなりましたので、その代わりの小レポートを書きます。

本日は私がやっていたくずし字の勉強法についてご紹介します。

学生当時、学科の必修単位科目というだけで、くずし字を読む授業を履修しました。その時のテキストが1枚目になります。残念ながら何の史料か忘れましたが、その授業で使用したテキストです。ご覧の通り、くずし字がいっぱい。。。最初こんなに読めないよ…と思いました。当時の私は単位をとる事にしか頭になかったため、何となくでしか勉強してこなかったのですが、いざ卒論・修論を書くにあたり、くずし字を読まないといけなくなり、独学せざるを得なくなりました。独学で得られた結果をもとに、くずし字を読むためのポイントについてご説明します。

・くずし字と活字で見比べる
→漢字がどのように崩されているか参考にするためです。
・『くずし字用例辞典』(写真2枚目)で漢字の崩し方を知る。
→糸へんや言偏といった偏の崩し方のパターンを覚えることによって、初見で出くわした文字があったとしても、それを手がかりに解読できます。
・古文書特有のフレーズを覚える
→例えば「〜候」「仍件如」「御座候」といった書状によく書かれる定型文を丸ごと覚えてしまうと解読がスムーズです。
・何回も声に出して読んでみる
→ただ字面を追っても意味は無くて、実際に声に出すことによって、和風漢文に慣れる必要があるためです。
・友だちに聞いてみる
→実際のところ、一人での勉強には限界があり、友だちに聞いて、読めない字が読めるようになると、モチベーションアップや達成感に繋がり、よりくずし字の面白みにハマるきっかけになります。

以上になります。100年前200年前だろうと、我々と同じ人間が何を思い、何を考え、どのように行動してきたのかを、くずし字を通して、まるでタイムスリップしたかのような味わいが楽しめるのです。

【告知】2020年8月22日(土)18:00~20:00より、新宿にてくずし字勉強会を開催します。コロナ禍ではありますが、気が向いたらぜひ参加してください✨皆様と一緒にくずし字を通して、歴史散歩でもしてみましょう。外出自粛要請が発令されたら延期の可能性もありますが、ぜひ皆様の参加をお待ちしております🙌

2020/08/01 (土)

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