「どう生きるか」は、AIが答えてくれる時代になりました。では、「なぜ生きるか」は——
転職先の選び方も、効率のよい勉強法も、健康的な献立も、AIに尋ねれば数秒で答えが返ってきます。けれど「私は、なぜ生きているのですか?」と尋ねたら、AIはさまざまな考え方を丁寧に並べてはくれても、「あなたにとってはこれです」とは言い切ってくれません。
この講座は、ナチスの強制収容所を生き抜いた精神科医フランクルの『夜と霧』を入り口に、AIには決めてもらえない「人生の目的地」について、90分、まじめに考える会です。東洋哲学(仏教)の智慧を手がかりに、一緒に考えます。
手段を磨く道具は、かつてないほど強力になりました。仕事も健康もお金も人間関係も、「どうすればいいか(How)」の多くは、もう一人で悩まなくてよい時代です。
それなのに、ふと「このまま走り続けて、どこへ向かうんだろう」と立ち止まる瞬間がある。その問いだけは、検索しても、AIに聞いても、答えが返ってきません。
■ 飛び方と目的地
人生を空の旅にたとえてみます。速度や高度、天候によるルート変更、エンジントラブルへの対処——こうした「どう飛ぶか」は、AIが非常に得意とするところです。しかし「どこへ飛ぶか」という目的地だけは、私たちが入力しない限り、AIには決められません。
行き先を知らずに飛び立つパイロットはいません。ところが人生では、飛び方の工夫にはいくらでも時間をかけるのに、目的地は「そのうち考える」まま、ということが起こりがちです。飛び方がいくら洗練されても、目的地が空欄なら、速く・正確に、どこでもない場所へ向かうことになり最後は墜落してしまいます。手段が強力になるほど、目的の問いは避けられなくなる——これがAI時代の皮肉かもしれません。
■ 『夜と霧』——収容所で人を支えたもの
ウィーンの精神科医ヴィクトール・E・フランクルは、ユダヤ人であったため家族とともに強制収容所へ送られ、アウシュヴィッツなど複数の収容所を経て1945年に解放されました。父、母、兄、そして妻を収容所で失っています。その体験を記した『夜と霧』は、いまも世界中で読み継がれています。
フランクルは、ニーチェの「『なぜ生きるか』を知っている者は、ほとんどどんな『どのように』にも耐えられる」という言葉を繰り返し引いています。「クリスマスには家に帰れる」という噂にすがっていた人々が、その日が過ぎたあと、多数命を落としたこと。フランクル自身は、奪われた原稿をもう一度書き上げたいという思いと、妻との再会への思いを胸に、発疹チフスの高熱のなかでも紙切れにメモを書きつけていたこと。ただし彼は「意味を持っていたから助かった」と単純化してはいません。考えたいのは「生き延びる秘訣」ではなく、極限のなかで人が何を必要としたか、です。
■ 生きがいと人生の目的は、同じか——仏教はどう答えるか
解放後、フランクルが知ったのは、再会を支えにしていた妻が、すでに別の収容所で亡くなっていたという事実でした。支えにしていたものは、実はその時点で失われていたのです。家族、仕事、夢、趣味——生きがいは人によって、時期によって変わり、そして失われることがあります。
では、失われない「人生の目的」はあるのか。「生きていること自体に意味がある」「生きるために生きる」という言葉は、「苦しいのに、なぜ生きねばならないのか」と悩む人への答えにはなりません。「生きてよかった」と大満足する人生の目的がなければ、生きれば生きるほど苦しむだけの一生に終わってしまうのではないか。仏教、とりわけ浄土真宗は、この問いにはっきりとした答えを示しています。当日は『なぜ生きる』をテキストに、ご一緒に考えます。
「AIで仕事も生活も便利になったのに、なぜか満たされない」
「大切にしているものを失ったら、自分には何が残るのだろう」
そんな問いを、そのままにせず、一度立ち止まって考えてみませんか。専門用語には必ず日常語を添えて説明します。予備知識は要りません。
✅ こんな方におすすめです
・AIを使いこなしながらも、「何のために」が見えなくなっている方
・『夜と霧』やフランクルの思想に関心のある方
・肩書きや会社、健康状態に依存しない「揺るぎない軸」を見つけたい方
・仏教や哲学を通じ、本質的な教養に触れたい方
●開催概要
日時 :2026年10月10日(土) 18:30〜20:00(20:00〜20:20 感想シェアタイム/自由参加)
会場 :パレット柏(柏市文化・交流複合施設) ミーティングルームD(JR柏駅 南口・東口より徒歩3分)
講師 :吉岡 晃一(東洋哲学・仏教講師)
参加費 :1,000円(つなげーとにて事前決済)
持ち物 :筆記用具
⚠️ お席に限りがございます。「このままでいいのかな」を、そのままにしたくない方は、ぜひお早めにお申し込みください。
●タイム・テーブル
・18:30 開始、自己紹介タイム(10分)
・18:40 講師の話「生きるために生きる」は答えになるか/飛び方と目的地/フランクル『夜と霧』
・20:00 終了 ※20:00〜20:20 感想シェアタイム(自由参加)
●講師紹介 吉岡 晃一先生(仏教講師)
昭和56年生まれ。千葉県出身。東京都中野区在住 。 大学卒業後、地元の銀行に就職するも、仏教に教えられた 「なぜ生きる」の答えを、一人でも多くの人に伝えたいと浄土真宗の講師に転身 。 これまで国内は、東京、札幌、名古屋、富山、滋賀、兵庫などで講座や法話を開催。2年間、ブラジルにて、1対1のオンライン仏教カウンセリング (毎月100時間)や、セミナーを開催
《ブッダの智慧に生きる意味を学ぶ》
https://buddha-wisdom.localinfo.jp/
《聞くだけで心が晴れる仏教入門ラジオ》
https://open.spotify.com/show/7KIHDB0Q9I8frVxVTLXE0s
●参加された方のご感想
・「とても勉強になりました。人間関係のヒントが得られました。」(20代・女性)
・「現代に通じる深いお話でした。心を磨いていきたいです。」(女性)
・「堅い内容かと思いましたが、分かりやすかったです。」(30代・女性)
どなたでも参加できる、分かりやすい勉強会です。 初心者大歓迎!初参加の方もお待ちしています。
●お申し込みにあたって
特定の思想を押し付けるものではありません。どなたでも参加していただけます。 ネットワークビジネスや宗教などの勧誘目的での参加はご遠慮ください。
●迷惑行為・勧誘行為について
本イベントは、学びと交流を目的として開催しています。すべての参加者が安心して参加できるよう、以下の行為はご遠慮ください。
・宗教、政治活動、ネットワークビジネス、その他特定団体等への宣伝・勧誘行為
・イベント終了後を含め、会場内外における執拗な声掛けやつきまとい行為
・相手の同意を得ない連絡先の交換や、強引な勧誘行為
上記に該当する行為が確認された場合、または他の参加者からの申し出があった場合には、主催者の判断によりご退出をお願いすることがあります。その際、今後の関連イベントへの参加をお断りする場合がありますので、あらかじめご了承ください。
『夜と霧』のフランクルに学ぶ、AI時代の「生きる意味」を考える90分|東洋哲学入門【柏/土曜夜】
2026年10月10日(土) 18:30〜20:00
集合時刻:18:25
申込締切: 10/10(土) 18:00
開催場所 千葉県 パレット柏(柏市民交流センター)ミーティングルームD Googleマップで表示主催サークル
参加者
3名以上でイベントが実施されます
1 / 6人
-
主催
主催者1人、お気に入り0人、閲覧1人
サークルイベントの説明
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サークルイベントの基本情報
・それ以降にキャンセルされた場合は、事前決済金額のうち、下記のキャンセル料率がキャンセル料になり、決済金額とポイントのそれぞれからキャンセル料を差し引いた金額が返金されます。
・当日まで0%
・翌日以降: 100%
・ただし、お申し込み後 1時間以内にキャンセルされた場合は全額返金されます。 中止の場合 最少催行人数に達しない場合、および天候不順など主催者の判断によりイベントが中止される場合があります。その場合、参加料金は全額返金されます。 連絡先交換について LINE等の個人情報の取得・交換については双方同意のうえ慎重に行ってください。連絡先交換のルール(禁止事項等)について詳しくはこちらをご覧ください。
男女比調整中とは
男女の参加人数を調整しているイベントです。
同性の割合が約3割以上になるように調整されます。
そのためイベント参加者のうち、男性か女性が1人だけになったり、どちらかに人数が偏りすぎることがないため安心です。
性別を登録していないユーザーや、タイミングによって条件に合致しないユーザーは参加することができません。
友達分のチケットについて
購入者は友達分のチケットをキャンセルできません。
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