合同会社F.A.RはZINE文化に寄り添うクラフトジン「ZINE GIN」を2025年12月28日からオンラインストアで発売する。ローズ、ローズゼラニウム、白檀を中心にしたボタニカルを用い、読書や創作の時間に寄り添う香りと余韻を特徴とする。オリジナルラベルの採用に加え、ジンにインスパイアされたオリジナルZINEを同梱する点も打ち出している。

このニュースを推し活目線で受け止めると、「飲むこと＝体験を共有するきっかけ」に変換できるのが面白い。本とZINEをテーマにした一杯というコンセプトは、そのまま読書会やZINE交換会、クリエイターの集う夜のイベントに落とし込みやすい。例えば、花やハーバルな香りが効いたこのジンをテーマに、参加者それぞれが持ち寄ったZINEを朗読したり、香りから連想する短編を即興で作るといった遊びは盛り上がるはずだ。オリジナルZINEがランダムで同梱される構成は、コレクション性と“出会い”の驚きを生むため、物語の交換やトレードを企画すれば会話の種にもなる。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。初心者も参加しやすい小規模なテイスティング会を今週末に開くだけで、推し活は画面の外へ広がっていく。自分でテーマを決めてイベントを立てれば、「好き」を軸に人が集まりやすく、次の企画につながる継続性も生まれる。ZINEとクラフトジンの交差点は、単なる飲酒の場ではなく、「会って楽しむ体験」を作る絶好の素材である。