坂口健太郎と杏がW主演した2022年放送の月9ドラマ『競争の番人』が、ファミリー劇場で再放送される。公正取引委員会の審査局を舞台に、談合やカルテルといった企業不正を暴く“競争の番人”たちの奮闘を描いた痛快ミステリーである。坂口は理知的な審査官・小勝負勉を、杏は元刑事で行動力のある白熊楓を演じ、凸凹バディの掛け合いが見どころとなっている。

推し活視点で言えば、こういう再放送は“推しの魅力を深掘りする最高のチャンス”である。まずは単に流し見するのではなく、自分なりの視聴テーマを決めると楽しさが増す。例えば「坂口健太郎の細かな視線の使い方」「杏のアクション時の身体表現」「バディが距離を縮める瞬間」をメモしておき、回ごとにチェックリストを作るだけで再発見が生まれる。これを友達と共有して観ると熱量が倍増する。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。

視聴会を企画するのもおすすめだ。1話ずつのオンライン鑑賞会や、土曜の放送に合わせたリアルな集まりを週末予定に入れておけば、推し活が“予定化”されて続きやすい。初めての参加でもハードルが低い一人参加歓迎の場を選べば、新しい推し友ができやすい。さらに、各話の名場面をスクショで集めてスライドを作る、好きな台詞を切り取って語り合う、といった小さな企画を自分で立てると「好きが企画になる」瞬間を味わえる。

演技の細部に目を向けることで、ただの再放送が“学びの場”にもなる。推しの表現技法を真似して撮影ごっこをしたり、台本を元に友達と即興ワークをしてみるのも良い刺激だ。画面の中だけで完結しない、会って楽しむ体験を通じて、坂口健太郎×杏のバディの魅力はもっと深く、長く心に残るはずである。