櫻坂46が12月16、17日に千葉・幕張イベントホールで「Buddies感謝祭 2025 EX」を開催した。17日公演では二期生・井上梨名の卒業セレモニーが実施され、ラジオ番組の“出張版”コーナーや朗らかな企画パート、ライブパートを通じて集まったBuddiesを楽しませた。ライブでは「Microscope」や「桜月」などの披露があり、会場は楽曲ごとに異なる色で染まった。今回のイベントは感謝を伝える趣旨で構成された。

見解・考察：

ライブと企画が入り混じる“ファン感謝”の形は、推し活の楽しみ方を豊かにしてくれる。特別な卒業セレモニーが組み込まれた今回のような場は、単に歌を聴くだけでなくメンバーの素の話や笑顔、時には涙を共有できる点が最高だ。ペンライトの色や会場の一体感といった“現場ならでは”の体験は、画面越しには代替できない記憶を作る。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。友達と一緒に思い出を反芻するのも楽しいし、初めて現場に行くなら同じ温度感の人と会えるイベントがあるだけで一歩踏み出しやすい。

そして、推しの卒業は寂しさもあるが、その瞬間を仲間と共有すると“推しが残したもの”が見えてくる。セトリの切り替わりやMCの合間に生まれる小さなドラマを誰かと語り合えば、次の現場の予定が自然と生まれる。推し活は予定化すると続きやすいから、次のライブやファンの集いをカレンダーに入れることをおすすめしたい。会場での出会いがきっかけで、新しい仲間と次の企画を自分で立てることだって可能だ。好きなものは外に出してこそ深まる。現場での体感を大切にしつつ、同じ熱量の人とつながって、推し活をもっと日常に根づかせていこう。