福島県矢吹町が首都圏で食の魅力を伝える「ふくしま やぶき食堂」を、８、９の両日、ＪＲ東京駅に隣接するＪＰタワー内の商業施設キッテ地下１階で開催する。町は復興庁の福島再生加速化交付金を活用して初めて企画した取り組みである。

出品はランチＢＯＸとおつまみＢＯＸの二種類で、いずれも税込み５５０円で販売する。ランチＢＯＸは午前１１時から販売を開始し、ブランド米「カブトエビと育むやぶきのお米」をはじめ、イカニンジン、レンコンの酢の物、酒粕みそ豚漬けなどを詰め合わせる。

おつまみＢＯＸは午後３時からの販売で、酒粕レーズン、魚の竜田揚げ、チャーシューなどを組み合わせる予定である。会場では、姉妹都市の東京都三鷹市の子どもたちが田植え・収穫した酒米「夢の香」を使い、町内の大木代吉本店が醸造した純米吟醸酒「開拓のうた」（７２０ミリリットル）を税込み１８６０円で販売し、試飲も可能である。

さらに天乃屋矢吹工場で生産したせんべい「歌舞伎揚」やトマトなどの試食も行われ、地元産品を直接手に取って味わえる場となる。