11月18日放送の『ヒューマングルメンタリー　オモウマい店』で、埼玉県吉見町の「らーめん専門　ながしま」が紹介された。

同店は道の駅の敷地内にある小さな店で、2025年の6月にオープンしたばかりである。

店を切り盛りするのは大崎秀征さん（83）と妻の邦子さんで、店主は料理人歴60年、奥さまは割烹の元女将である。

看板の支那そばは600円で、ニンニクが効いた自家製しょうゆダレにネギをたっぷり散らし、自家製ラーメンスープで伸ばす構成である。

麺は特注の卵入り細麺で、自家製チャーシューや自家製メンマ、ホウレン草、なるとをトッピングして提供される。

人気の背油ラーメン（900円）は北海道産の豚の背脂をペースト状にしてスープで伸ばし、おろしニンニクやおろしショウガを加える仕様である。

さらにチャーシューの煮汁で味付けした背脂をからあげにしてラーメンの上にトッピングするなど独自の工夫が見られる。

開店から約2か月で1日最高約80杯を売り上げる日もあり、道の駅という立地ながら好評を博している。

奥さまは店先で客引きを行い、「一番人気が背油ラーメン、二番人気が私です」とおどけてみせる場面もあった。

高齢での開業ながら熟練の技と夫婦の連携で短期間に人気を得た店として注目される。