雪印メグミルク株式会社が販売する『牧場の朝ヨーグルト』の蓋に描かれた機関車イラストについて、期間限定でデザインを増やした理由を同社に聞いた。もともと機関車パッケージの人気が高いことが窓口への電話や社員の家族の声などから分かっていたという。

SNS上では「子供が機関車デザインが大好きで、機関車のものを売場の奥のほうまで探して持ってくる」「兄弟でどっちが汽車のあるほうを食べるかで大げんかしている」といった投稿が目立ち、共感の声や対策を伝える反応も多く観測された。

この秋は女児向けオモチャ『メルちゃん』とのコラボパッケージも展開しており、それに合わせて『きかんしゃ＆せんろ ふえてるよ！』企画を実施した。対象は『牧場の朝ヨーグルト 生乳仕立て』で、2025年9月から順次展開している。

蓋のバリエーションは6種類で、そのうち2種が『メルちゃん』、2種が期間限定の機関車デザイン、1種が以前からある赤の機関車デザイン、残り1種が通常の牛のデザインである。台紙（つくってあそぼ部分）も15種類展開され、15種類中、機関車関連デザインを10種に増やし、1種が通常メインビジュアル（牛が描かれている）になっている。

同社は、子どもや家族の反応を受けて楽しさを拡充すると同時に、男の子にも楽しんでもらえる展開を意図したと説明している。期間限定の追加デザインは購買意欲の喚起と店頭での発見体験の向上を狙った施策である。