第67回日本レコード大賞でILLITの「Almond Chocolate」が「優秀作品賞」に選出された。日本作曲家協会が発表した各賞の中で、同作は10作品の一つに名を連ねた。

海外アーティストで唯一の選出であり、K-POPグループの初の日本オリジナル曲が同賞を受けるのは史上初の快挙である。ILLITは昨年、デビュー曲「Magnetic」で第66回日本レコード大賞の「新人賞」を受賞しており、今回で「新人賞」と「優秀作品賞」の二冠を達成した初のK-POPガールグループとなった。

所属レーベルBELIFT LABは受賞について「昨年は新人賞、今年は優秀作品賞と、2年連続で名誉ある賞を受賞することができ、本当に嬉しいです」とコメントしている。「Almond Chocolate」は今年2月14日に配信リリースされたILLITの初の日本オリジナル曲で、推しをアーモンドチョコレートに例えて熱い想いや恋心を表現する楽曲である。

楽曲はSEKAI NO OWARIのNakajinが提供し、映画『顔だけじゃ好きになりません』の主題歌に抜擢されたことも話題となった。TikTokでのバイラルやロングヒットが追い風となり、Z世代から共感を呼んだことが広く伝えられている。

「優秀作品賞」は芸術性、独創性、大衆の支持を基準に選ばれる賞であり、今回の受賞はILLITの日本での存在感を一段と高める出来事である。今後の日本での音楽活動や国際展開への期待が高まる。