三谷幸喜が脚本を手がけ、菅田将暉が主演を務めるドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』の第8話が19日に放送された。

劇中ではリカ（二階堂ふみ）の元情夫・トロ（生田斗真）が客席でヤジを飛ばし、リカを歌舞伎町の風俗店で働かせようと企てる事実が明らかになる。久部（菅田）は彼女を守るためトロと対峙するが、ナイフで脅される展開となる。

久部は警官・六郎（戸塚純貴）から盗み出したピストルを突きつけるが、それがオモチャと判明する。それでも久部は「これがオモチャだと思うのか？」と芝居を続け、鬼気迫る表情で涙をこぼしながら「死ねー!!」と絶叫してトロを降参させる。

久部が「芝居に大事なのは、自分を信じる心だ」と言い放つ場面があり、芝居で相手を制する構図が描かれる。また論平（坂東彌十郎）がリカのために七福神像を差し出す事情や、樹里（浜辺美波）からの事情聴取を経て久部が再度行動を起こす流れも描かれた。

ラストではトロが「訳あって芝居に目覚めました」と語り、新人俳優オーディションに参加する描写で第8話は幕を閉じる。放送後は久部とトロの芝居合戦に「化学反応、計り知れん」「圧倒された…」「過去一グッときた」などの反響が相次ぎ、二人の熱演が視聴者の高い評価を集めている。