アンナ・カルヴィがパフューム・ジーニアスとコラボレーションし、ボニー・“プリンス”・ビリーの“I See A Darkness”をカヴァーした音源とミュージック・ビデオが公開された。ミュージック・ビデオはアレキサンダー・ブラウンが監督を務めている。楽曲は二人の登場人物が力を合わせ、ロマンスを超えた親密さというテーマを探求する内容である。

アンナ・カルヴィとパフューム・ジーニアスの共演する映像では、夜の街に繰り出す二人が見知らぬ人に邪魔されることなく思い出に残る夜を過ごす様子が描かれている。楽曲は友情や親密さの深さを称えるものとして構成されている。

アンナ・カルヴィは本作について「恋愛について歌った曲はたくさんある」と述べている。さらに「しかし、家族のような絆を持つ仲間のロマンス、異性愛規範に縛られない深い繋がりに光を当てたかった。親密さへの憧れについてのパワフルな曲よ」と語っている。

またアンナ・カルヴィは、他人の曲を歌うことについて「他の人の曲に入り込むのが好きなの。他の人の言葉を歌うと、なんとなく自分自身に近づいているような気がする。選んだ曲が自分では言い表せない何かを表現してくれているから」と説明している。パフューム・ジーニアスは今年3月に通算7作目となるアルバム『グローリー』をリリースし、フジロックフェスティバル ’25で来日していると報じられている。両者の近年の活動と併せて今回のカヴァーは注目を集めるだろう。