三谷幸喜脚本、菅田将暉主演のフジテレビ系ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」の第3話のあらすじと場面写真が公開された。放送は水曜午後10時の“水10”枠で、10月15日に第3話が放送される。

WS劇場の向かいに建つ古アパート・グローブ荘では、久部（菅田将暉）が必死に台本を書いている場面が描かれる。久部はWS劇場で上演するためにシェイクスピアの「夏の夜の夢」を書き換え、原稿に没頭する。

その様子を新人の放送作家・蓬莱（神木隆之介）が見守る。夜食を頼まれた蓬莱は同じグローブ荘に住むリカ（二階堂ふみ）の部屋へ向かい、リカの作った具なしラーメンに文句をつけつつも久部の手は止まらない。

リカが久部の書き上げた原稿を読もうとすると久部は異常なほどガードを固め、二人は「長いと客が飽きる」「出来るだけセリフは少ない方が助かる」と言いたい放題になる。やり取りの末、久部はかんしゃくを起こして原稿をビリビリに破ってしまう展開が描かれる。

本作は1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含む完全オリジナルストーリーである。若者文化が活気づく渋谷の片隅で、まだ何者でもない若者たちの苦悩や挫折、恋模様を“三谷ワールド”全開で描く作品であり、第3話にもその色が反映されている。