あるレビュアーが『となりのトトロ』についてフォロアーさんと感想の交換をしたことを契機に、「テラビシアにかける橋」が紹介されたと報告されている。

記事は「テラビシアにかける橋」の劇場公開日を2008年1月26日と記し、フォロアーさんからオススメされた経緯を明かしている。

『となりのトトロ』ではサツキとメイが母の不在という寂しさの中、裏山で森の精に出会う物語として語られる。

これに対して『テラビシアにかける橋』は学校でのイジメと親が味方にならない孤独を抱えたジェスとレスリーが二人で森に向かう話であると紹介されている。

レビュアーは作品の中に見覚えのある顔を見つけ、一日寝込んでしまったと記しており、感情の強い反応があったことを伝えている。

また本作の原作が国際アンデルセン賞受賞者のキャサリン・パターソンであり、ディズニープロダクションも関与している点が明記されている。

記事はアンデルセンの童話に触れ「アンデルセンの童話はどれも人が死にますからね」との見方を引用しており、原作における「子供がひとり死んで、ひとりは助かって、親たちは心が破けてしまう」という残酷さも紹介している。

こうした比較を通じて、森という場をめぐる捉え方や子どもたちの孤独表現の相違が浮かび上がるとしている。