Prime Videoでドキュメンタリー番組「ラウール On The Runway」が独占配信中で、配信に先立ち都内で取材会が行われラウールが登壇した。会場での装いはグレーのニットポロにデニムパンツといった極めてシンプルなもので、肉体美を感じさせる抜群のスタイルが注目を集めた。

番組はラウールがミラノ、パリコレクションへ挑戦するまでの1年半を密着した内容であり、スタッフ側から「カメラを回していた方がいいんじゃないか」という提案があり撮影が始まった経緯が語られた。挨拶では「お集まりいただきありがとうございます。ちょっと小っ恥ずかしいのですが…」と述べ、ドキュメンタリー制作の意図を説明した。

モデル挑戦のきっかけについては、始まりが会社から「モデルやってみたら？」と言われたことだと明かし、実際に挑戦してみると楽しく負けず嫌いの性格が後押ししてさらに努力するようになったと語った。アイドルとして国内でちやほやされることへの照れや、お世辞か本心か確かめたいという思いから、本場のランウェイでも通用するかを試したいと考えたという。

現地での経験については、想像していたよりもリスペクトされる場面がある一方でハードな扱いを受けることもあったと振り返り、新鮮で意義深い体験だったと述べた。また、方向音痴で道に迷いポケットWi‑Fiのバッテリーが切れてしまったエピソードなど現地ならではの苦労もユーモアを交えて語った。

一方でモチベーション維持のためにボディメイクを続け、終わった後に好きな食事を楽しむ時間を何よりの幸せとし、特にパリで仲よくなった日本人の寿司屋に毎年足を運んでいることを明かした。こうした経験を通じて同じ悩みを抱える人がいることを知り、ドキュメンタリーをきっかけにその実情を広く伝えたいという思いが芽生えたと締めくくった。