俳優の坂口健太郎が主演を務め、渡辺謙が共演する映画「盤上の向日葵」（10月31日公開）より、釜山国際映画祭参加時のオフショットが公開された。

本作は第30回釜山国際映画祭【オープンシネマ部門】に正式出品され、主演の坂口、共演の渡辺、熊澤尚人監督がレッドカーペット＆オープニングセレモニーに登場した。

ワールドプレミアは釜山最大の座席数（4500席目途）の野外スクリーンにて上映され、3人は流暢な韓国語で挨拶した。上映後には割れんばかりの拍手でスタンディングオベーションが沸き起こった。

現地で作品を鑑賞した観客からは、坂口と渡辺の圧倒的な存在感や、主人公・上条桂介の壮絶な人生を巡る心揺さぶるドラマに対する絶賛の声が続出した。坂口は自身の演じた上条桂介について「とっても翻弄されながら色んなことに巻き込まれながら、けどそれでもしぶとく生きていく男です。すごく悲しい、切ない瞬間もあるのですが、それも謙さんと一緒に丁寧に少しずつ作った作品です」と語っている。

渡辺は作品について「男が命がけで何かをする、そういう映画だと僕は思っています。なかなかそういう事ができる世の中になってはいないですけど、ある意味本当に血で血を洗うような、そういうことを将棋の世界でやろうとしてる連中の話です。胸を熱くさせてくれる」と述べた。

公開されたオフショットにはトッポギを食べる姿や現地の人と交流する様子、釜山の街並みを背景にした爽やかなカットなどが含まれており、現地での交流や舞台裏の雰囲気が伝わる内容となっている。