三谷幸喜さん脚本、菅田将暉さん主演のフジテレビ系ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」の第1話が10月1日に放送され、水曜午後10時の枠で初回は30分拡大された。

第1話は昭和59年秋を舞台に、蜷川幸雄に憧れる演出家の卵・久部が劇団から追放され、あてもなくさまよう展開から始まる。

商店街「八分坂」のアーケードや、そこに刻まれた"Pray speak what has happened（何があったか話してごらん）"などの描写が示され、久部は無料案内所のおばば（菊地凛子さん）の紹介で「ぺログリーズ」の扉を開く場面が描かれた。

劇団員とのやり取りでは久部が「もっと分かりやすい芝居がしたい」と訴え、蚊取り線香で「夏」を表現したと説明する場面がある。

役者が「シェイクスピアはそんなこと書いてない！」と反発すると、久部は蜷川幸雄の上演例を引き合いに出して「マクベス」を例に反論する描写があった。

この「マクベス」という言葉にSNSが反応した背景には、菅田さんが2021年放送の連続ドラマ「コントが始まる」で主人公のお笑いトリオ「マクベス」の突っ込み・高岩春斗を演じていたことがあると伝えられている。

視聴者からは関連を指摘する声が相次ぎ、二階堂ふみさんや浜辺美波さんら豪華キャストの登場と合わせて初回の注目点として取り上げられている。今後の展開や解釈の広がりが注目される。