「ダイヤモンドバックス４−５ドジャース」（24日、フェニックス）での一戦において、右肩インピンジメント症候群でＩＬ入りしていた佐々木朗希が復帰登板した。七回に２番手で登板し、三者凡退に抑えて初ホールドを記録した。１３球を投げ、最速９９・８マイル（１６０・８キロ）を計測し、２三振を奪った。

５月９日の同カード以来、１３８日ぶりのメジャー登板であった。ロバーツ監督は佐々木の投球について「まるで別人だった」と称賛した。監督はブルペンでの役割が１〜２イニングと明確になったことや、自信と覚悟が格段に増している点を評価した。

ロバーツ監督は球の質がシーズン序盤と比べて明らかに良くなったと指摘し、今季の苦しい時期や３Ａでの経験、リハビリ登板などを通して多くを学んだと述べた。監督は佐々木が「ただチームの力になりたい」と強く思っている点を称え、成長とこれまでの努力を誇りに思っているとも語った。

監督は今回の登板がチームに好影響を与えたとし、次回登板で今回の経験を生かして自信を積み重ねることに期待を寄せている。復帰登板は個人の状態確認であると同時にチームの戦力としての存在感を示す機会となった。