フジテレビ系ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(10月1日スタート、毎週水曜22:00～)の巨大なオープンセットが公開された。三谷幸喜氏が脚本を手がける本作は1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇である。

千葉・茂原市の広大な敷地に建設された渋谷・八分坂(はっぷんざか)のオープンセットは、当時の渋谷を細部まで再現しており、SHIBUYA109や渋谷PARCOの名所も背景として生かされている。制作側は“このドラマ自体がひとつの舞台”というコンセプトでセットを作り込んだという。

主演の菅田将暉は劇団演出家・久部三成(くべみつなり／菅田)を演じ、WS劇場を中心に物語が展開する。総勢24人のキャストがこの街で芝居を繰り広げるビジュアルも公開され、ジャズ喫茶や案内所、ラブホテルといった雑多な繁華街の風景がポスターに表現されている。

アートディレクターの柳原康之氏やプロデューサーの金城綾香は、セットの完成度と役者・スタッフの熱量に期待を寄せており、往年の渋谷を知る世代にも若い世代にも訴求する作品になる見込みである。