集英社マンガアートヘリテージが荒木飛呂彦によるリトグラフ作品を発表した。2025年６月より制作された9点のリトグラフプリントが含まれる。

これらは９月27日よりサンフランシスコのデ・ヤング美術館で行われる「Art of Manga」展にあわせ、同市のギャラリーで展示される予定である。11月14日より京都・東本願寺に巡回することも発表されている。

リトグラフは200年以上の歴史を持つ版画技法で、今回は金属版を用いて制作されたと説明されている。荒木飛呂彦が初めてリトグラフ作品に取り組んだ点も紹介されている。

選定された作品はシリーズの主要キャラクターとスタンドを題材とする9組で、以下が挙げられている。空条承太郎／スタープラチナ、DIO／ザ・ワールド、東方仗助／クレイジー・ダイヤモンド、ジョルノ・ジョバァーナ／ゴールド・エクスペリエンス、空条徐倫／ストーン・フリー、ファニー・ヴァレンタイン ／D4C (Dirty Deeds Done Dirt Cheap)、岸辺露伴／ヘブンズ・ドアー、広瀬康穂／ペイズリー・パーク、ドラゴナ・ジョースター／スムース・オペレイターズである。

今回の発表はマンガ表現を版画技法で再提示する試みと位置づけられており、原作のキャラクター表現を新たな素材と技術で提示する機会となる。