Netflixの大ヒット作「イカゲーム」では“メンコ男”役で初の悪役を演じ話題を集めた。これによりコン・ユの新たな表現の幅が注目された。

今では韓国俳優の代表格となったコン・ユだが、当初は主演作でなかなかヒットに恵まれなかった時期があった。転換点となったのが「コーヒープリンス1号店」である。

本作は2007年の作品で、ポップな音楽とお洒落なカフェを舞台に、男装女子とBLのような恋愛模様が描かれる。コン・ユが演じるハンギョルは祖母に古びたカフェの再生を命じられ仕方なく経営に乗り出す店長で、ウンチャン（ユン・ウネ）を男の子だと思い込みお見合いから逃れるためにゲイの恋人役を頼む場面が物語の発端となる。

仲が深まるにつれウンチャンが気になり始め、最初は自分の想いに混乱するが「最後まで行こう」と決意が揺れ動く展開になる。ハンギョルの台詞「お前が男でも宇宙人でも構わない、最後まで行こう」は本作の名せりふのひとつとして知られる。

作中のイチャイチャする場面やコン・ユの細マッチョなボディも大きな見どころであり、これらの代表作を通じて俳優としての魅力が形成された点を記事は強調している。さらに「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」など他の代表作も取り上げ、キャリアの広がりを振り返っている。