香水の聖地として知られる南仏グラースで、2025年7月3日から5日に開催される「Grasse Perfume Week」に、日本の香水ブランドが初めて正式参加することが発表された。

このイベントは、500年以上の歴史を持つグラースの香水産業の中心地としての伝統を継ぎ、ブランドや調香師、原料生産者、愛好家が一堂に会し、香水の芸術や嗅覚文化を祝う国際的な祭典である。

参加した日本ブランドは東京で2013年に創立され、「日本人のための日本人らしい香り文化」を目指し、独自の“香りを重ねる”レイヤードスタイルを提案している。

彼らの香りは、日本の美意識や繊細な感性を反映し、現地の調香師やフレグランス愛好家から高い評価を受けた。

これを契機に、ブランドは世界に日本の香り文化を届けるという大きな使命を前進させる。

さらに、2025年秋にはフランス・パリに路面店を出店予定で、香りの本場に日本発の香り文化を根付かせようとしている。

今回の挑戦は単なる一過性のイベント参加にとどまらず、長期的な視野で日本独自の香り文化を世界に発信する重要なステップになっている。

香りは言葉を超えた文化的表現であり、その普及は感性の新たな交流を生むことが期待される。

推し活という点からも、日本のフレグランス文化が世界舞台で輝きを増している今、個性的で高品質な香りアイテムを手に入れる絶好のタイミングである。