俳優の坂口健太郎が主演を務め、渡辺謙と共演する映画『盤上の向日葵』が2025年10月31日に全国公開される。

今回、新たに土屋太鳳の出演が発表され、彼女は本作オリジナルのキャラクターである元婚約者・奈津子役を務める。

この映画は、柚月裕子の同名小説を原作としており、ある山中で身元不明の白骨死体とともに数少ない高価な将棋の駒が発見され、その持ち主が天才棋士・上条桂介（坂口）であることが判明する。

物語が進む中で、桂介の過去を探る刑事たちは彼が若かりし頃に働いていた山梨の農園にたどり着く。

奈津子はこの農園の一人娘で、桂介と婚約して幸せな時間を過ごしていたが、二人の運命を変える出来事に遭遇する。

原作にはないキャラクターであるため、物語の鍵を握る重要な役どころとなっている。

土屋は「『これを失えば生きる意味も失ってしまう』ほど魅了される世界に出会ってしまったら、それは幸せなのでしょうか」と感慨を述べ、坂口との共演も「笑顔が向日葵のようにチームを牽引していた」と語った。

原作者の柚月裕子も土屋の演技を高く評価し、「言葉少なでも切なく物悲しい雰囲気を持ち、存在感を強く訴えかけてきた」と称賛している。

映画は、ヒューマンミステリーとして本人たちの過去や運命、賭け将棋の世界が色濃く描かれ、観客に深い感動を与える内容と期待されている。

美しいひまわり畑の景色の中で繰り広げられるストーリーは、登場人物の葛藤や成長を繊細に映し出し、推し活ユーザーにも見逃せない作品である。

映画の魅力的なビジュアルとキャストの演技が、公開に向けてますます注目度を高めている。

公開は10月末を予定し、待望の新作としてファンの話題を集めそうだ。