ENHYPENが6thミニアルバム『DESIRE : UNLEASH』をリリースし、発売1日で193万枚を売り上げた。ソウルでのメディアプレゼンテーションではデビュー5周年の心境やファンへの感謝、ジェイ作詞作曲の『Helium』など楽曲やパフォーマンスについての言及があった。アルバムはヴァンパイア・レッドをテーマにしたコンセプトと11のゾーンによるポップアップイベントを展開し、音楽番組で新曲や過去曲を披露している。

推し目線で言えば、今回は「音源＋空間＋映像」がきれいに噛み合った理想のリリースだと思う。楽曲は聴いて高揚するだけでなく、ポップアップで世界観に浸り、振付を覚えて体で表現することで初めて完成するタイプ。そういう熱量って、結局「語れる相手」がいると一気に加速する。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づくし、一人参加歓迎のイベントや事前にトークルームで空気感を確かめられる場があると踏み出しやすい。

具体的には、視聴会でセットリストを決めてみる、ポップアップで写真を撮って感想を交換する、振付練習の集まりを企画してカバー動画を作る――こうした小さな予定化が次の行動を生む。イベント参加後に次も会いやすい関係が残ると、推し活は続いていく。ライブ配信での反応をみんなで共有したり、衣装の小物合わせをして現場でテンションを合わせると、画面の中だけで完結しない“会って楽しむ体験”がもっと豊かになるはずだ。自分で好きな企画を立てて、同じ温度感の人と一緒に楽しんでみてほしい。