PENTAGONのジノが12月24日、ソウル・ホンデのローリングホールで単独コンサート『Winter Bloom』を開催した。自作曲の「I’m here」「Teddy bear」「エーデルワイス」などをはじめ、多彩なカバー曲を披露し、未公開の新曲『ボニバム』をサプライズで公開して公演を締めくくった。主催はS27Mエンターテインメントが発表している。

ジノのライブは、“推し”の音楽性や人柄をプレイリストで追うだけでは届かない魅力を持っている。自作曲の生歌やジャンルを横断するカバーは、セットリストをそのまま仲間との語りのネタにできるし、キャロルメドレーのような季節性のある演出は同じ時間を共有した証として記憶に残る。こういう熱量って、結局「語れる相手」がいると一気に加速する。友達と聴き比べプレイリストを作ったり、小さなオフ会でライブ映像を肴に話すだけで、推し活はぐっと深まる。

未公開曲がライブで初披露される瞬間は特別なので、次に地方で似た規模の公演があれば、あえて一人で参加して現地の空気を味わうのも手だ。初心者歓迎の集まりや同じテンションの人が集まる一回限りのイベントを探せば、会ったその日に共通の話題で盛り上がれる。自分で小さな企画を立てて、カバー曲をみんなで歌う会や歌詞の訳詩会を開くと、ライブ体験が次の活動につながっていく。ライブは画面の中だけで完結しない。「会って楽しむ体験」として予定化すれば、推し活はもっと現実的で長続きする趣味になる。