山口県平生町観光協会は27日、町内で収穫したオリーブの実を搾ったオリーブオイルを初めて発売すると発表した。町内産の商品化第1号であり、町が2018年に始めた振興策「イタリアーノひらお」の一環として、オリーブ栽培が新たな段階に入ることになる。

地元で作られた初のボトルというニュースは、単なる食品の登場以上の意味を持つ。まずはラベルや初回ロットを“推し”の一点ものとして楽しんでみてほしい。開封日はちょっとしたイベントにして、パンやチーズ、焼き野菜を持ち寄る試食会を友だちと企画すると盛り上がる。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。県内小旅行として産地を訪ねれば、瓶の向こうにある生産者の話や畑の風景が味に深みを与える。週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。ひとり参加歓迎の集まりを作ってみるのも手で、地元オリーブを使った料理会やオイルの違いを比べるミニワークショップは初心者にも入りやすい。さらに、自分で「オリーブの日」イベントを立てて、好きな使い方やレシピを持ち寄ると仲間が増えやすい。ローカルプロダクトをただ消費するのではなく、人と会って、語り合い、次の予定を作ることで、その“好き”は長く続いていくはずだ。