aespaのジゼルが12月20日のMMAで他のアーティストのステージを見ている際の“薄い反応”が拡散され、批判の的となっている。ジゼルは翌21日にライブ配信で「席が一番後ろの隅でステージやモニターがよく見えなかった」と説明したが、賛否は分かれている。

また、メンバーの過去投稿とされる“きのこ雲”を連想させる画像の再燃で、NHKの『紅白歌合戦』出演に反対する署名が24万件近くまでではなく、記事時点で約14万件を超えていると報じられ、出場可否を巡る議論が続いている。NHKは当面出場予定に変更はないと説明している。

推しを楽しむ視点での受け止め方と向き合い方

騒動が起きると、応援している側の気持ちも揺れるのは自然である。だが、推し活は単なる受動的な視聴だけで終わらせないことで豊かになる。まずは「いま見えるもの」と「議論」を切り分けてみるのが有効だ。パフォーマンスや新曲、ビジュアルは事実として楽しみ、その上で起きている論点については仲間と話し合って感情を整理すると、気持ちが軽くなる。

具体的には、今週末に観賞会を開いてステージ映像を見比べる、歌詞や振付の良さを語り合う、小さなオフ会で熱量を共有するなどのアクションが向いている。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。同じ温度感の人と会って話すことで、推し活は画面の中だけで終わらず現実に根づく体験になる。

また、一人で抱え込まずに「一人参加歓迎」「初心者歓迎」の集まりを探すか、自分で小さな企画を立てるのもおすすめだ。イベント後に軽く次の予定を作れる関係が残れば、推し活は続いていく。論争に対しては情報を冷静に吟味し、感情の整理と仲間との対話を優先することで、好きなものを大切に楽しめるはずである。