小学館が「映画 ドラえもん」を題材にした「映画ドラえもん短歌コンテスト2026」を開催する。歴代の映画作品や最新作『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』（2026年2月27日公開予定）への思いを書いた短歌を募集する企画で、選者は枡野浩一。応募要項や専用応募フォームは公式の案内（note）に掲載され、今回はXでの投稿方式ではないと明記されている。入選者には特製図書カード（1,000円券）を記念品として発送予定である。

「映画」と短歌がつなぐ楽しみ方—推し活・趣味活の広げ方について

映画を観て感じたワンシーンやキャラへの想いを57577のリズムで切り取る作業は、そのまま“推し愛”の言語化になる。観賞後の胸の高鳴りを短歌にすることで、感情がまとまり、語りたくなるネタが生まれるのだ。ひとりで詠むのもいいが、同じ映画好きと短歌を持ち寄る会を開けば、感性の掛け合いで新しい解釈が湧き出す。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。

イベント化のアイデアもシンプルで楽しい。上映会＋短歌ワークショップ、投句してからの感想シェア会、あるいは自分で「映画×短歌」企画を立てるだけで仲間が集まりやすい。初心者歓迎の場を作れば、短歌未経験の映画ファンも一歩を踏み出しやすくなる。応募の際は公式の応募要項に従い、作品を練る楽しさと発表する場をセットにすると、推し活が長続きする。短歌という小さなフォーマットが、映画体験を誰かと語り合う“会う体験”につながる瞬間をぜひ味わってほしい。