中国のポータルサイト・捜狐に「『ドラえもん』を世界にもたらしてくれたことに感謝」と題した記事が掲載されたと報じられた。記事は、誰もがドラえもんの姿を思い浮かべる一方で、作者の名前を正確に答えられない人もいると指摘している。

藤子・F・不二雄は1933年12月1日富山県生まれ、本名は藤本弘である。小学生時代に安孫子素雄と出会い、手塚治虫氏の作品を模写して同人誌を作るなど共に創作活動を続けたと紹介されている。

1951年に漫画家デビューし、1954年に上京してトキワ荘に住んだ経歴が説明されている。連載遅れで一時業界から締め出されるなど困難もあったが、1964年に『オバケのQ太郎』が大ヒットし再起を遂げた。

その後、青年誌向けのSF短編で作風の基盤を築き、1969年に娘の起き上がりこぼしと猫、当時のロボットのアイデアを結びつけたことがきっかけで、1970年に『ドラえもん』の連載が始まった。初期は評価が低く完結も検討されたが、単行本化で大ヒットし賞を受賞。1979年からの映画化で人気はさらに確立されたと伝えている。