文京学院大学の学生主体で制作された実写特撮映画『ヴァリドマン』が、2026年2月14日から1週間限定で池袋シネマ・ロサにて劇場公開される。構想・脚本・撮影・編集・宣伝まで学生が担当し、制作期間は約5年に及ぶ完全自主制作である。主演声優に杉田智和、特別出演に神代知衣が参加し、制作協力や機材協力の企業も名を連ねる。

好きなものを全力で楽しむ人の目線で言えば、これは単なる新作公開以上のイベントだ。学生の情熱と特撮という文化へのリスペクトが詰まった作品を劇場で観ることは、画面の向こう側にある「人の営み」を感じる絶好の機会になる。杉田智和の声を劇場の音響で聴くと、普段のアニメ視聴とは違う体験価値が生まれるはずだ。公開をきっかけに、友達と観に行く、小さな打ち上げを開く、上映後に作品について語り合うといった「会って楽しむ体験」を組み合わせると記憶に残る推し活になる。

また、長期プロジェクトとして世代を超えて継続してきた過程も推し方のヒントになる。応援の仕方は鑑賞だけに留まらず、感想を共有する場を作る、上映会を自分で企画する、といった能動的な関わりが次の熱につながる。こういう熱量は結局“語れる相手”がいると一気に加速する。初めての一歩が踏み出しやすい小規模の集まりや一人参加歓迎のイベントを見つけて、同じ温度感の仲間と現実でつながると、推し活はもっと続きやすくなるだろう。公開期間中に近場で仲間と予定を合わせ、現場の空気を共有してほしい。