ANYCOLOR所属のVTuberユニットChroNoiR（叶、葛葉）が、オリジナル楽曲『リナリア』のミュージックビデオを12月24日21時にプレミア公開した。『リナリア』は女性視点の切ない恋を描いた楽曲で、MVはカフェバーのスタッフとして働く二人をフルアニメーションで描いている。また、同時期に新曲『不可Boom』の配信とMV公開が行われ、関連グッズやCM放送、TikTok投稿キャンペーンなどの展開も発表されている。

見解・考察：

これは「音」と「物語」でChroNoiRの世界観を改めて提示する良いタイミングだ。フルアニメーションのMVは画として見応えがあり、歌詞や演出の細部を掘り下げると新たな解釈や好きの広がりが生まれる。配信後はただ再生するだけで終わらせず、誰かと感想を言い合うと楽曲の印象がより深くなる。例えば週末に少人数でMV視聴会を開き、歌詞のフレーズや映像の好きなカットを共有するだけで、推し活が現実に根づく体験になるだろう。

また、TikTokキャンペーンやダンスシーンのエフェクト配布は、ファン側が参加して“遊び”を作る良いチャンスだ。短い動画を投稿して反応を集めたり、カラオケでパートを分け合う即席セッションを企画すれば、オンラインで始まった熱量をオフラインの会話や次の企画につなげやすい。グッズ収集やMVの細部コレクションをネタにしたトークルームでの下調べも、初対面の同士がつながるきっかけになる。

新曲リリースは一過性のイベントにしないことが長続きのコツだ。視聴会や歌ってみた、ダンスチャレンジをこまめに予定化しておけば、「次も一緒に盛り上がれる仲間」が自然と増えていく。こういう熱量は、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。