NiziUのMAYAが12月24日に初の全編描き下ろし絵本『まっしろなちょうちょ』を発売した。主人公ナビは真っ白な羽を持つ蝶で、「自分は何色か」を探す旅を通して自己肯定感や自分らしさを描く。文と絵はMAYA自身が手掛け、表現の難しさに苦戦しつつもメンバーの応援を受けて完成させたという事実が伝えられている。

推しとして読むときの面白さは、「作品」がMAYAという人の別の側面を見せてくれる点にある。歌やダンスで感じてきた感情が、シンプルな絵と言葉に落とし込まれる瞬間は、ファン同士で語り合うと深みが増す。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。だからこそ、まずは友達と一緒に読み聞かせをして好きな場面を取り上げたり、ナビを自分なりに描いて持ち寄るミニ展示をやってみてほしい。読み返すたびに“あの歌のここがこの場面に似てる”とリンクが見つかるし、実際に会って感想を交換することで推し活が日常に根づく。今週末に同じテンションの人と集まれる場があるだけで、推しを語るハードルはぐっと下がるはずだ。初挑戦の一冊を、家でじっくり味わうのもよし、小さなイベントにして広げるのもよし。作品をきっかけに新しい仲間や企画が生まれる瞬間を楽しんでほしい。