警視庁などが主催する取り組みで、事件や事故で家族を失った遺族31人が12月20日にさいたまスーパーアリーナで行われたももいろクローバーZのコンサートを鑑賞した。招待は今回で12回目となり、主催者は遺族の外出機会や将来への活力につながることを期待していると伝えられている。

推し活目線で見ると、こうした場面は単に「観る」体験を超えた意味を持つ。ライブのきらびやかさや一体感は、日常の居場所を広げる力があるし、推しが誰かの心を救う瞬間を間近に感じられるのはファンにとって誇らしいことでもある。だからこそ、普段の推し活でも「会って楽しむ体験」を大切にしたい。ライブ後に感想を語り合える仲間がいると、その日の熱は翌週の予定になるし、同じ温度感の人と会える場があるだけで外に出るハードルがぐっと下がる。ボランティアや招待の取り組みに対して、ファンとして穏やかに応援や感謝の意を表すのも一案だ。小さな行動が続けば、推しが生むポジティブな循環は広がっていく。初心者歓迎のオフ会や一人参加OKの企画を立ててみると、推し活が現実に根づきやすくなるだろう。