NHKは第76回NHK紅白歌合戦で、連続テレビ小説「あんぱん」の特別企画を実施すると発表した。主演の今田美桜が司会を務め、北村匠海やMrs. GREEN APPLEの大森元貴らドラマ出演者10人超が一堂に会する予定である。

企画は2部構成で、放送内のショートドラマとNHKホールでの生パフォーマンスを予定している。ドラマゆかりの楽曲披露が検討されており、NHKプラスでの再生回数が同局歴代で最多を更新した人気作への“恩返し”として届けられる見込みである。

見解・楽しみ方観点から言うと、これは画面越しの“推し”が一気に現実に近づく瞬間であり、推し活を加速させる絶好の機会である。大みそかという特別な時間に、同じ作品を好きな人たちと視聴するだけで記憶が色濃く残る。例えば、友だちを呼んでおせちやあんぱんを用意する小さなホームパーティーを企画すると、ただ見るよりも感動が倍増する。

ライブパートはその場の熱量を味わえる数少ない機会なので、可能なら“生”の反応を共有できる場に身を置いてほしい。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。SNSで感想を投げ合うだけでなく、年末の集まりを「同じテンションの人と会える場」に予定化しておくと、推し活が現実に根づきやすくなる。

一人で見る人は、事前にトークルームで空気感を確かめられるイベントを探したり、「一人参加歓迎」の観点で近場の視聴会を見つけてみるとよい。小さな企画を自分で立ててみるのも推し活の一つであり、参加者同士で次のイベントにつながるきっかけが生まれることも多い。紅白の一夜をきっかけに、推しについて語り合える仲間を増やしていこう。