今田美桜（28）が、ビデオリサーチによる2025年の年間CM露出タレントランキング（秒数）で初の1位を獲得した。昨年の13位から大きく順位を上げ、昨年1位の綾瀬はるか（40）を抑えた結果である。

2位は鈴木亮平、3位は賀来賢人であった。今田は「Indeed」や「P＆G」などのCMに出演し、5年連続で「年末ジャンボ宝くじ」のCMにも起用されている。

今年9月に行われた「東京2025世界陸上」でアンバサダーを務め、大晦日の『第76回NHK紅白歌合戦』では綾瀬、有吉弘行とともに初の司会に抜擢された。NHKは会見で「いま日本のお茶の間で最も愛されているお三方」と起用理由を説明した。

広告会社関係者は、今田が企業の資料を読み込み、求められるキャラクターやCM内容の意図を理解して準備してくる点を高く評価している。現場では監督と話し合いを重ね、カメラ前に立つときには既に「今田美桜」が出来上がっているため、多くのCMで何テイクも要せず1発OKになることが多いという。

またスチール撮影では1枚ごとに異なる表情を自然に見せ、特に「楽しくて仕方がない」という笑顔のパターンが現場を盛り上げるとの証言がある。若いスタッフへの接し方も丁寧で、広告主や現場スタッフが次回のキャスティングで名前を挙げる要因になっていると関係者は語った。