アニメ『葬送のフリーレン』の第2期が2026年1月から放送されることへの期待が高まっている。公式X（@Anime_Frieren）や最新PV、そしてシンガーソングライター・miletによるEDテーマの公開がファンの盛り上がりを促している。

第1期は2023年に日本テレビ系の新枠FRIDAY ANIME NIGHT（通称・フラアニ）で放送され、同枠の第1作目として注目を集めた。物語は勇者一行が魔王を倒した“その後”を描き、長命種族エルフの魔法使いフリーレンがフェルン、シュタルクと旅を続ける設定である。

原作は山田鐘人（原作）・アベツカサ（作画）による作品で、小学館から刊行されシリーズ累計3200万部を突破している。とりわけ第2期で中心となる“黄金郷のマハト編”では、魔王軍の最高幹部・七崩賢で最強とも目されるマハトと無名の大魔族ソリテールが登場する。マハトは人を殺しても何も感じない性質だが、人間の涙や苦しみに触れるうちにその感情を「知りたい」と渇望する描写がある。

同編は単なる戦闘描写を超え、人間と魔族の断絶や罪悪感といった重いテーマを主題に据える点が特徴である。そのテーマ性は諫山創の『進撃の巨人』で見られた異なる存在同士の理解不能な衝突という構図と通じる部分があると指摘されている。

最新PV公開に合わせて大川ぶくぶのコラボイラストも発表され、ファンからは「金曜にフリーレンが帰ってきた！」という声が上がっている。PVとED公開でファンの熱気が一気に広がり、放送開始まで続く続報や映像展開への注目が高まっている。