日向坂46の五期生による単独ライブ「新参者 二〇二五 LIVE at THEATER MILANO-Za」が26日、千秋楽を迎えた。

「新参者」は坂道シリーズの新人によるライブで、2023年以来の開催である。

今年3月にお披露目された五期生は、一部をのぞき楽曲を総入れ替えする2パターンのセットリストに挑み、10人で全10公演を駆け抜けた。

この日の幕開けは松尾桜の「新参者ラスト、行くぞー！」の掛け声とともに「空飛ぶ車」で始まり、ミドルテンポのロマンチックな曲調で会場を包んだ。

続いて「アザトカワイイ」は大田美月がセンターを務め、「One choice」は下田衣珠季、「ドレミソラシド」は坂井新奈がそれぞれセンターでパフォーマンスし、多彩な魅力を見せた。

会場が暗転すると「こんなに好きになっちゃっていいの？」のイントロが流れ、鶴崎仁香がセンターで切ない歌声を披露。蔵盛妃那乃はライブでほとんど披露されてこなかったカップリング曲「孤独たちよ」を気持ちを込めて歌い上げた。

五期生最年長の鶴崎仁香はMCで「私たち日向坂46五期生は、この新参者公演に対し、『好きを超えろ』という目標を掲げさせていただいて、リハーサルに取り組んでまいりました。ただ、好きや憧れという感情のまま終わらせるのではなく、先輩方が大切に受け継いできてくださった大好きな大好きな楽曲を、五期生10名、全身全霊でパフォーマンスさせていただきますので、どうぞ最後の最後までよろしくお願いいたします！」と意気込みを語った。

松尾がファンの声出しを担当し、「私たち五期生と一緒に、好きを超えられますか！」の呼びかけに「イエー！」と大きな声援が返った。

最後は高井俐香がセンターで「青春の馬」を披露するなど、五期生の成長と多面的なパフォーマンスが詰まった公演となった。