90年代後半から00年代にかけての渋谷ストリートに見られたトラッド風ファッションが改めて注目を集めている。千鳥格子やチェック、アーガイル柄がセクシー系の「ギャルトラ」として広がりを見せていると報じられている。

赤を基調にした鮮やかな配色やミニスカートの組み合わせが目立ち、真っ赤なシャツワンピースや赤ベースのチェック、千鳥格子のトップスといったコーデが代表的である。プリーツのミニスカートにアメリカンスリーブトップを合わせ、茶系のブーツでまとめる着こなしが紹介されている。

パンツではグレンチェックなどが徐々に増加しているとの指摘がある。渋谷109のセシルマクビーではアメリカンスリーブトップとカラーの合皮スリットスカートの組み合わせがヒットし、カパルアはスクールスタイルを軸にアーガイルのノースリーブポロを展開している。

街でギャルトラを楽しむ若い層が増えている一方、今後は大人っぽい「ニュートラ」とスクール系のタータンチェックなどに分化する兆しもあるとまとめられている。親世代の懐かしいデザインが新鮮に映る点も指摘されている。 (赤間りか)