日本テレビ系で放送中の『Golden SixTONES』（GOスト、日曜午後9時）が、放送開始から半年を迎え、局とグループの期待が高まっている。日テレは本番組をSMAPの『SMAP×SMAP』（1996～2016年）になぞらえ、「第2のスマスマ」のような看板番組に育てたい考えである。

『GOスト』は今年4月にスタートし、初回の同月6日放送の平均視聴率は世帯8・6％、個人5・9％だった。前番組『行列のできる相談所』の3月の最終回は世帯8・8％、個人5・7％であり、移行はスムーズだったとされる。

その後は世帯、個人ともにやや微減しているが、TVerなど配信系では好評を得ているとの報告がある。裏番組に強力な作品が控えている点も織り込み済みで、現在はTBS系日曜劇場との競合が続いている。

現在放送中の裏番組『ザ・ロイヤルファミリー』には目黒蓮が出演しており、同作との“スノスト対決”が注目されている。日テレ幹部は改編説明会で「GOスト」で他局番組と『戦える』と語り、SixTONESについては「未来を背負ってくれる」と評価している。

局はあえて激戦区の“日9”に抜擢し、番組を磨き上げるためにマイナーチェンジやテコ入れを重ねる方針である。現代の視聴習慣の違いもあり一概に比較はできないが、SixTONESメンバーと日テレの双方が『GOスト』に懸ける姿勢が番組の行方を左右する。視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べであり、今後の施策でどこまで話題を広げられるかが注目される。