日向坂46が11月19日、国立代々木競技場 第一体育館で『日向坂46 ARENA TOUR 2025「MONSTER GROOVE」』東京公演を開催し、ライブ本編終了後に二期生・河田陽菜の卒業セレモニーが行われた。

本編ではメンバーが河田との思い出話を披露し、会場からは大きな声援が飛んだ。河田は自身が初めてセンターを務めた曲「ガラス窓が汚れてる」を歌唱して観客を魅了した。

佐々木美玲を中心としたユニット「みーぱんファミリー」の楽曲「酸っぱい自己嫌悪」は河田、山口陽世、山下葉留花、大田美月の4人で披露され、メンバーは笑顔を作りながらも涙をこらえる場面が見られた。

MCを挟んで同期の金村美玖、小坂菜緒、松田好花とともに4人で「43年待ちのコロッケ」を歌い、途中で声が詰まった河田の頭を他のメンバーが撫でる場面もあった。

公演中には河田の幼少期からけやき坂46、日向坂46での8年間を振り返るVTRが上映され、活動の軌跡と仲間からのメッセージで会場は感動に包まれた。

山下はリハでのエピソードを披露するなど、和やかな思い出話と感謝が交錯する演出が続いた。

卒業セレモニーはファンとメンバー双方にとって特別な時間となり、ツアーの東京初日は涙と拍手に満ちた一夜であった。